和歌山の漢方外来病院求人まとめ

和歌山の漢方外来病院求人まとめ


ここでは、東洋医学に興味のある看護師さんに向けて、和歌山県の漢方外来や東洋医学系の診療科を設置している病院・診療所をご紹介します。

漢方外来がある和歌山の病院で働きたい人へ

最近では大学病院でも漢方外来を設置することが増えており、本格的に統合医療の拡充が進んできています。
また外来に留まらず、がん治療への応用なども漢方の新しい分野として注目を集めてるようです。 例えば抗がん剤の副作用を抑えるために漢方を用いるなど、これまでの西洋医学の弱点を補完する役割も期待されていますね。 具体的にはイリノテカンを投与する際の下痢を防ぐために半夏瀉心湯を用いたり、タキサン系製剤による疼痛緩和に芍薬甘草湯・牛車腎気丸を用いたりといった具合。
その他、抗がん剤で全般的に起こる嘔吐の抑制には六君子湯、白血球減少や貧血を押さえるためには十全大補湯なども処方されます。 最近では、こうした補完的な役割だけでなく、がん治療そのものにも積極活用されており、医学的なエビデンスも整いつつあるようです。
例えば、科学技術振興機構のサイトに掲載されている論文の中には、十全大補湯や人参養栄湯が、がん治療に効果があるということについて、無作為化比較試験で実証したとする報告などもみられます。いずれにせよ、医療現場で漢方の活躍の場が広がっているのは確かなようですね。
しかしながら、まだまだ漢方系治療の知識を持った医師は少なく、医学生の供給も追いついていないのが現状。漢方医学の世界は深刻な人材不足の真っ只中にあります。

もちろん、医師を支える看護師についても漢方に関する一定の知識が必要でしょう。これから、漢方の知識を持った看護師が重宝される時代が来ることは間違いありません。

現代日本の統合医療

東京女子医科大学では統合医療に着目した統合医科学分野が研究されており、漢方・鍼灸・気功治療・ホメオパシーなどの診療・研究を行っています。
他にも日本統合医療学会・日本統合医学研究会といった組織が、西洋医療と代替医療を組み合わせた統合医療の可能性を探っており、医療現場での応用について検討がなされているのです。 もちろん、こういった代替医療のすべてに充分な治療効果があるとは思えませんし、事実、害こそあっても治癒効果は望めないと考えられている代替医療も多く存在しています。 ですが、そういった問題がはっきりと判明したのも、きちんと各分野を研究したからこそ。
歴史の中で医療として認められており、かつ現代でも生き残っている手法の中には、明らかに効果があると認めるべきものも数多くあるのです。
それら代替医療の中でも特に広く親しまれている漢方医学に大きな可能性があることは、もはや疑う余地もないでしょう。

特に漢方医学が注目されている理由

統合医療の中には日本医師会から安全面の問題や混合診療の無制限解禁の引き金になる可能性が指摘され、あまり良い方向に捉えられていないものもあります。 ですが、漢方薬のように化学的・医学的見地から効能と安全性に関してしっかりとエビデンスが取られているものに関しては公的保険の対象にもなって、世間に広く受け入れられているのです。
となれば、一般的な西洋医学をこれまでと同様にしっかりとこなしつつ、東洋医学の世界へ可能性を広げることに関して何ら問題はありません。
看護師として今までと異なる分野に興味もお持ちの方、そして漢方医学に携わってみたいという漠然とした希望のある方は、転職の際に漢方外来を検討してみるのも面白い考え方だと思うのです。

漢方を扱う和歌山県の総合病院

こちらでは、和歌山県内で漢方外来を扱っている病院について紹介しています。総合病院であれば漢方に関する知識・経験を得られる上、一般的な病棟勤務にも触れることができるでしょう。看護師の通常勤務にブランクを作らず、かつ漢方の知識を得ることもできる総合病院の漢方外来で働いてみませんか?

漢方外来を設置している大学病院

全国的に、漢方外来・東洋医学科を設置する大学病院が増加しています。今では漢方の処方はもちろん、がん治療に漢方を応用して抗がん剤の副作用を緩和、患者さんのQOLを向上したりといった使い方も一般的になってきているのです。漢方のすべてに触れたいなら、大学病院などの大規模医療機関が一番でしょう。

漢方専門医の運営するクリニック

和歌山県内には、漢方外来を専門的に行っているクリニックも数多く存在しています。また、個人診療所ならばナースステーションの面倒な人間関係を気にしなくて良かったり、夜勤がなかったりと仕事上のメリットも充分。漢方外来を設置している個人診療所に転職するのも良い選択肢だと思います。